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函館の七夕祭りの風習ろうそく貰いの由来は?お菓子はあげなきゃ駄目?小学校のルールとは?

      2017/07/07

7月7日は七夕の日ですね。織り姫と彦星が年に一度会うことを許された日で晴れていれば天の川を観ることも出来、ロマンティックに感じる行事として認識している方も多いのでは無いでしょうか?

そんな中、北海道函館市ではロマンティックとはかけ離れた「ろうそく貰い」という歴史的行事が行われます。

このろうそく貰いとは、小学校までの子ども達が各家庭を訪問して「たけーに たんざく たなばたまつり おおいに いわお ろうそくいっぽんちょうだいな」と歌ってお菓子を貰うという行事です。

近年で言うとトリックオアトリート「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ」でお馴染みになってきているハロウィンの行事に似ていますね。

※北海道函館市以外でもこのろうそく貰いは行われている地域もあります。

函館で行われている七夕祭りのろうそく貰いが始まると一件でも多く回ろうと小学生以下の子ども達が走り回るドタバタとした元気な光景を目にする事が出来ます。ロマンティックとはまたちょっと違った行事です。

この函館市独特のろうそく貰いの風習や由来はいったいどこにあるのでしょうか?

また、お菓子を絶対にあげなきゃ駄目なのか?等、ろうそく貰いのルールや地域における関わり方も紹介していきます。

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函館の七夕祭りの風習「ろうそく貰い」の由来は?

函館の七夕祭り「ろうそく貰い」の風習は古い物で言うと安政2年(1855年)の函館風俗書より、子ども達が各々様々な家を訪問してろうそくを貰うという風習が描かれています。

これは青森県のねぶた祭が深く関わっているというのが昨今の定説になっています。

その昔、函館でもねぶた祭が行われており、ねぶたを照らすために大量のろうそくが必要でそのろうそくを子ども達が各家庭を回って集めていたという風習が起源と言われています。

七夕祭りの歌に出て来る「おおいに いわお」も以前は「オオイヤ イヤオ」(諸説あります)と歌われており、これはねぶた祭りの掛け声であったとも言われています。

時代と共に「オオイヤ イヤオ」は「大いに祝お(おおいに いわお)」と変化していったと考えられます。

時代が移り変わるにつれ、ろうそくだけをくれる風習からろうそくとお菓子をあげる風習に、その後お菓子だけをあげる風習へと変化していきました。

ちなみに私がろうそく貰いをしていた1988年頃はろうそくとお菓子を貰っており、ろうそくだけをくれる家庭も勿論ありました。

なので、お菓子用とろうそく用の二つの袋を用意していたのを覚えています。

函館の七夕祭り「ろうそく貰い」はお菓子をあげなきゃ駄目?小学校のルールは?

函館生まれで函館育ちの方なら当たり前の行事として行われている「ろうそく貰い」ですが、他の地域から引っ越ししてきた方は戸惑ってしまう行事の一つでは無いでしょうか?

七夕祭りの夜になったら、電気を消して、居留守をして子ども達が通り過ぎるのをやり過ごすという家庭もあるとよく耳にしますが、小学校からは七夕祭りで近所に迷惑を掛けないルールを守るように指導しています。

その七夕祭りで近所に迷惑を掛けないルールとは

・笹飾りをしている家庭のみ訪問する
・時間は午後6時~午後8時まで
・小学校低学年は保護者同伴、高学年は3人以上で回る
・七夕祭りをしていると見た目で分かる服装や格好をする
・校区内のみでお菓子を貰う
・ろうそくだけでも必ずありがとうございますとお礼を言う
・必ず歌を歌う

というのが小学校からの主なルールです。

■笹飾りをしている家庭のみ訪問する

なので、笹飾りをしていない限り、部屋の電気を消して居留守をするという事を行わなくても子ども達が訪問することはありません。

万が一来て歌われてもそもそも出る必要はありません。

子ども達にお菓子を配りたい場合は笹飾りを家の前に付けてアピールしましょう。

場所によっては200人を越える子ども達が来る場合がありますが、少子化に伴い訪問する子ども達も年々減っています。

なので、もしお菓子を配りたい時は50個~100個程用意しておくと良いです。

お菓子は飴やガム、うまい棒などの駄菓子でO.K.です。

ちなみにですが、子ども達に人気なのは断トツでうまい棒です。

七夕祭りが終わった後はどんなお菓子を貰えたか等、選別をしますが、うまい棒の数を数えて喜んでいたのを覚えています。

お菓子を配る予算は、家庭によっても違います。

うまい棒、ミニゼリー、チロルチョコ、飴等を組み合わせた豪華な袋を渡している家庭もあったり、煎餅一つや飴一つなどを配っている家庭もあります。

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子どもたちはどんな物を貰っても嫌な顔はしません。

なので、各家庭それぞれで無理のない予算で配る事をお勧めします。

七夕祭りの日は用事や仕事があって参加出来なかったり、自分自身が子どもの付き添いをして配りたくても配れない場合は、玄関前や玄関フード内に箱をおいて一人一つ持っていって下さいねと書いてお菓子を置いておくと配ることが出来ます。

家庭によってはお菓子以外にくじや花火等を配っている場合もありますが、現金を渡すことは禁止です。

以前、お菓子が無いので現金をあげた家庭が出て来て問題となりました。

お菓子は近所のスーパー等でも七夕祭りを意識して特集が組まれていたり、セールを行っている所もあります。

もし、七夕祭りのお菓子を買うのなら近所のスーパーがお勧めです。

■時間は午後6時~午後8時まで

ろうそく貰いの開始時間は午後6時で終了時間は午後8時となっています。

午後8時を回ってもお菓子を貰いに来る子が居た場合はもう終わりの時間だよと声をかけてあげるようにしましょう。

また、函館市内の保育園や幼稚園(認定こども園)等でもろうそく貰いの風習を教え、園内でろうそく貰いの用な行事を行っている所もあります。

そのため、幼い頃から七夕祭りのろうそく貰いの歌を歌え、保護者同伴でろうそく貰いに参加する幼児も少なくありません。

そういう子達は小学生ルールが適用されていない事が多く、開始時間も午後6時より早めに行っている事もあります。体力的にも長く回れないためであったり、就寝時間の関係であったりと理由は様々ですが、一生懸命歌ってくれる筈なので温かい目で見てあげる事をお勧めします。

■小学校低学年は保護者同伴、高学年は3人以上で回る

七夕祭りの時期は回りもまだ暗くなるのが遅く、小学校低学年は保護者同伴で、高学年は友達3人以上で回る事がルールになっています。

七夕は小学生同士が胸を張って夜歩ける特別な日でもあるんです。

■七夕祭りをしていると見た目で分かる服装や格好をする

七夕祭りをしていると見た目で分かる服装や格好をする事もルール付けられています。

女の子であれば浴衣や女の子用甚平、男の子なら甚平を着ると完璧でしょう。

もし、甚平や浴衣を着たがらない場合はうちわを持って歩いたり、背中にさして歩くのも目印になるのでは無いでしょうか?

私の時代は提灯をする子が居たり、カンテラという缶詰の回りに穴を空けてそこにろうそくをセットする提灯のような物を下げて歩く子もいました。

そういう私も一度だけカンテラを母親に作って貰って歩いた事があります。

■校区内のみでお菓子を貰う

校区内でのみろうそく貰いを行うというルールですが、近年保護者の方が本気を出して車で回って歩くという強者も存在しています。

沢山お菓子を貰うというのも目的ですが、スーパーやコンビニ、デパートなどではより豪華な物を配っており、これを目的とした保護者または子どもが増えてきた事に要因があるのでは無いかと考えられます。

ろうそく貰いのお菓子が派手な所では明治製菓系列である道南食品が有名です。

私も一度は見てみたいと思いますが、校区外でもあり、ろうそく貰いの本来の楽しみ方は友達同士でいつもは行けない近所に顔を出して交流を深めるという所にあるのでは無いでしょうか?

大人になってからでもその思い出は懐かしい、楽しかった思い出として残される筈です。

■ろうそくだけでも必ずありがとうございますとお礼を言う

そんな中、ろうそく貰いで本当にろうそくだけをあげている所も稀にあります。

ここでは絶対に嫌な顔をせず、ありがとうございますとお礼を言って退出しましょう。

■必ず歌を歌う

「たけーに たんざく たなばたまつり おおいに いわお ろうそくいっぽんちょうだいな」の歌は必須です。歌わない子にはあげないという家庭も存在します。

また、歌わなければ気が付かずお菓子を渡せないという所もあるので必ず歌ってお菓子を貰うことをお勧めします。

以上が簡単ですが、七夕祭りのろうそく貰いのルールとなっています。

まとめ

まとめると、

・函館市の七夕祭りろうそく貰いは青森県のねぶた祭に由来がある
・笹飾りをしている家庭のみ訪問する
・時間は午後6時~午後8時まで
・小学校低学年は保護者同伴、高学年は3人以上で回る
・七夕祭りをしていると見た目で分かる服装や格好をする
・校区内のみでお菓子を貰う
・ろうそくだけでも必ずありがとうございますとお礼を言う
・必ず歌を歌う

となります。

この日だけで一年分のお菓子を集めるという強者もいます。

子ども達としては本当に大イベントなのでその期待に応えて盛り上げて行きたいですね。

この素晴らしい風習がいつまでも続きますように。

参考になれば幸いです。

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